

オーナーに求められる5つの素質
フランチャイズに限った話ではありませんが、多くの経営成功者を調べて行くと、いくつかの共通点を有している事が見て取れます。
開業に踏み切る人は多種多様ですが、決断の前に成功者のポイントをチェックしてみると良いでしょう。
共通点のある方は一般的な方と比較して成功する可能性が高いと言えますし、そうでない方はそれらのポイントを意識して経営すると良いでしょう。
1.求められるのは実行力
日本人には特に多いのですが、頭では非常に優れた判断を行えてもリスクを恐れて決断力に欠けてしまい、チャンスを逃してしまうケースです。
言ってしまえば、起業そのものがギャンブルでもあるわけですから、経営を開始したあともその決断力を失ってはいけません。
こうした決断力の欠如は、年齢を重ねるほどに安定性を求めてしまう為、強くなっていきます。成功者はみな決断力に優れている点を思い起こし、いつでも強い実行力を持つ人物であるべきです。
2.失敗から学ぶ力
次に大切な素質が、失敗を糧にする学習能力の高さです。
実のところ、一見成功一辺倒に移る経営者たちも、事業をスタートさせてから失敗を経験していない事はほとんどありません。失敗の回数も多く、一度や二度の失敗で経営をやってこられたという方はほぼ皆無だと言って良いでしょう。
では、何が事業の成否をわけるのか。それは、失敗した原因を丁寧に分析し、不明な点を残したままにしないという事です。サラリーマン生活では、起こしてしまった失敗を有耶無耶にしたまま放置して、そのまま仕事を行っているケースも珍しくない点と比較すると、この点は大きな差異だと言えます。
3.収支に対して厳しく判断
最後に、一番大切だとされている素質が、収支に対する厳しさです。
多くの事業成功者は1円でも多くの収益を挙げようとしています。逆に、無駄な点は1円でも少なく省こうと挑戦しています。彼らは収支に対して非常に厳しい為に、成功を掴んだのです。
では、何故彼らはそれほど収に対して厳しいのでしょうか。その理由は、そうして収支を明確にする事により、自身の経営状態を強く知ることができるからです。
明確に表示されえた収支は、数字として自身の経営状態を客観的に示してくれます。こうして自らの立ち居地をこまめに知ろうとする人物こそ、事業を成功へと導くのです。逆に、成功しているか失敗しているのか、この判断を直感に頼ってしまう人物は、経営に向いているとはとても言えません。

