フランチャイズ契約は、全くの業界未経験者の開業も珍しくない点が特徴です。
ですが、未経験での開業はとても不安なもの、成功に導く為にも開業後の本部からのサポートは必須です。そこで、フランチャイザーの選定に役立つ、開業後支援制度の中でも、特に役立つ5制度をまとめました。
1.資金援助システムは外せません
最も重視したいポイントは、資金援助システムの有無です。
通常、独立開業は収益が挙がるまでに時間を要します。その為、万が一の資金ショートに備えて資金援助をしてくれるフランチャイザーを探しましょう。
銀行やリースの紹介に、必要資金の直接貸与等、企業によって援助方法は異なりますが、あるといざという時にとても頼れます。
2.SVによるマーケティングサポート
いわゆる開業屋と違い、フランチャイズはSV(スーパーバイザー)と呼ばれる本部の社員から定期的にサポートを受ける事が可能です。
フランチャイジーから見たSVの可否については意見が分かれるところですが、未経験者の開業直後においては非常に有り難い存在である事は間違いありません。特に経営や営業について、幅広いサポートを受ける事が可能だからです。
訪問営業などについては、営業先に同行してくれるサポートなんてものもありますから、未経験者でも安心ですよね。
3.提供サービスのアップグレード
マニュアルやノウハウの享受が出来る点も、フランチャイズの大きなメリットです。
ですが、これらのオペレーション方法は、社会情勢や法制度の改変によって絶えず変化を続けています。中にはクレームやコンプライアンスに影響を及ぼす改変などもありますから、常に最新のマニュアルにアップグレードしてくれるフランチャイザーを探しましょう。
4.情報交換会等で横のつながりを
開業成功に導く為には、横のつながりも欠かせません。
フランチャイザーの中には、フランチャイジー同士の情報交換の場を持つ企業も存在しますから、積極的に利用すると良いでしょう。会話の中から、思わぬヒントも見つける事も珍しくありません。また、このような交流会を設けるフランチャイザーは、その経営に自信を持っている企業でもあります。収益駄々下がりの交流会では、全く盛り上がりませんからね。
5.キャンペーン等のオプションサービスの有無
特にBtoCが多いフランチャイズにおいては、キャンペーンサービスの提供の有無は非常に大きな問題です。
新規顧客の開拓や、既存顧客の維持保全に役立つコンテンツですから、提供の有無はしっかり確認すると良いでしょう。