フランチャイズ加盟審査で本部がチェックする6項目とは

 

フランチャイズ本部は、その人がきちんとお店を経営できるのかを見ています。加盟店が経済的な問題や人的な問題をクリアし、経営を続ける事ができてはじめて本部の利益となるからです。

とは言え、それらの条件さえクリアできれば、フランチャイズ加盟における審査は、一般的にはさほど厳しいものではありませんから、過度に身構える必要はないでしょう。

フランチャイズ加盟審査のポイントは

1  開業資金を用意できる人物なのか

加盟審査において、絶対的な条件となるのが加盟資金を用意できるか否かです。

現金をすぐに用意できないのであれば、銀行や事業主向けの融資審査をパスしているかが重要となります。資金力は何よりも重要な信頼性の根拠となります。

2  自己破産者は要注意

業種によっては信用情報の調査について、同意を求めるフランチャイズ本部も存在します。

その為、過去5~10年以内に自己破産などの債務整理履歴を有している場合は、審査落ちしてしまうリスクは避けられません。ただし、調査を実施しないフランチャイズ本部も珍しくありません。

3  人格的に問題があると見られた場合

フランチャイズ契約の多くでは、契約を締結する前に個別面談が行われます。

この面談はお互いの人物像を通じて信頼関係を築く事が目的となっていますが、あまりにも失礼な対応や常識外れの行動をしてしまうと、当然ですがお断りされてしまいます。特に、「俺はお客様だ。お金を払ってやっているんだ!」とお考えの方は要注意です。

4  過去職場などでトラブルを起こしていないか

フランチャイズ独立を目指す方の大半が、サラリーマンからの転進です。

本部によって異なりますが、離職理由や離職時に訴訟などを起こしていないかなどを調査するケースもあります。面談の際には通常の採用面接のように、なるべくネガティブな理由を明示するのは慎むと良いでしょう。

5  必要な資格を有しているかどうか

例えば、お酒を販売するのに酒類販売業免許を有していない場合や、タクシードライバーをするのに二種免許を有していない場合は要注意です。

研修後の申請でも構わないとしている本部も多いですが、その場合は免許取得は絶対に失敗できません。

また、不動産業のFCや高偏差値向けの進学塾では、加盟時点で加盟希望者が特定の資格を有していない場合は審査落ちと判断するケースもありますから、注意が必要です。

6  配偶者がの有無

特ににコンビニなどの24時間勤務が求められるビジネスにおいては、配偶者がいる事が有利に働きます。単身だと従業員が突然辞めてしまった場合は、すぐに立ち行かなくなる可能性もありますし、本人が体調を崩した時にお店を管理する人がいなくなってしまいます。

配偶者がいることで、協力して難局を乗り切る事ができますから、どちらかというと配偶者有りの方を好んで採用する傾向にあります。

一般的なチェック項目は必ずクリアしておこう

以上が、多くのフランチャイズ本部にて確認される項目です。
特に資金面や資格に関しては重要ですので、開業を決意する前に確認しておくよう注意しましょう。

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