加盟店向けの説明会は、多くのフランチャイザーが行っている営業活動ですが、何の知識も持たない状態で受講すると大きな後悔を残してしまいかねません。
失敗しない為にも、知るべき項目や知りたい項目をしっかり抑えて参加する事が大切です。
なお、フランチャイザーとしては、当然セールスポイントのみを強調して説明会を進行します。説明会で明示れない項目がある場合は、個別に質疑応答を行うべきです。
チェックすべき5項目
1 財務状況等の本部経営状態
最も重視すべきポイントは、最新の本部経営状態です。
多くのフランチャイジー向けのサイトで既に指摘されている点でもありますが、本部の収益が満足に挙がっていないフランチャイズに未来はありません。
モデルケースのみを鵜呑みにするのではなく、財務状況等の経営実態に関して入念にチェックを入れる必要があります。
2 店舗数の推移
次に注意すべき点は、店舗数の推移です。
加盟店が極端に減少していたり、加盟店舗数についてなんら言及がないフランチャイザーは警戒が必要です。
店舗数の推移は一概に経営の悪化を意味するわけではありませんが、加盟店が増加傾向にあるフランチャイザーはいくらでもあります。そちらを選択する方が無難だと言えるでしょう。
3 立地についてのノウハウ
業種にもよりますが、事業で成功を収める為に重要なポイントは立地です。
立地に関してのノウハウや調査部門を持たないフランチャイザーは要注意、セミナーでこの点について説明が無い場合は、しっかりと確認を行う必要があります。
4 サポート体勢の充実
フランチャイズ契約は、ネームバリューの取得と共に、ノウハウの享受という大きなメリットが存在します。
開業させる事が目的であると言われる、いわゆる「開業屋」に引っかからない為にも、開業後のサポート体制についても確認するべきでしょう。
5 モデルケースの信憑性
フランチャイジー向けの説明会で、必ず登場する項目がモデルケースです。
会場の雰囲気に飲まれて有り得ないモデルケースを信じ込んでしまうケースも存在しますから、事前に類似の事業のモデルケースを参考にする等、予備知識を取得しておく必要があります。
大手企業であれば、実際にフランチャイズ契約を締結した人の情報も手に入りますし、モデルケースと実態の差異には十分な注意を払いましょう。
まとめ
以上が、フランチャイジー向けの説明会で求められる注意点になります。
説明会は、常に全ての情報を提供してくれるとは限らない点を忘れてはいけません。