

新規事業を立ち上げる時に、多くのケースにおいて求められる存在が、ビジネスパートナーです。
ビジネスパートナーを持つ事で、個々にビジネスを興すよりも効率的に事業を行う事が可能です。その為、選定においては以下のポイントに注意して、より効果的なパートナーを求めると良いでしょう。
1.ビジョンの一致
起業時に最も重要だと言われている要素が、将来的なビジョンの共有です。
ビジョンと言うとやや抽象的な表現になってしまいますが、より具体的に表現するならば、お金に関するファクターについてです。
例えば、収益を得るまでの計画について、短期的な収益を目指して行くのか、あるいは長期的に見て収益をあげる事を目標とするのか。収益をあげるまでのプロセスはどのように考えているか等、お金に関するビジョンは明確にしておくと良いでしょう。
現実問題として、ビジネスパートナーとのトラブルの大半はお金に関する問題を契機として発生しています。
開業後の失敗を防ぐ為にも、この点についての話し合いは非常に大切です。
2.人間性
当然の話になりますが、パートナーの人間性は外す事ができないポイントです。
陳腐な表現ですが、どんなに能力があっても誠実に実行してくれない人物は信用する事ができません。また、お互いのコミュニケーションが満足に取れない場合も、当然上手く事業は運ばないでしょう。
その他、仕事の進め方や、スピード等々、食い違いが生じてしまうポイントは多種多様です。性格的な問題というものは非常に難しいもので、全てを一致させる事は難しいものです。
その為、可能であればしばらく連絡を取り合い、お互いが許容できる範囲で慎重に見極める必要があるでしょう。
3.スキル
スキルは、現実にパートナーを求める際に、最も多くの人が重視するポイントです。
前述のビジョンの共有や人間性の問題は、選定の際に見落としてしまいがちなポイントですが、スキルについては見落とす方はほとんどいないでしょう。得意なスキルを共有するも良いでしょうし、逆に苦手な分野のスキルを持っている方をパートナーとする方もいます。
いずれにせよ、開業直後は個々の能力が大きなウェイトを占めますから、パートナーの持つスキルはとても重要です。
まとめ
今回は対象パートナーを個人だと想定してポイントを列挙して行きました。
ですが、パートナーが法人であっても根本的な選定基準は共通です。
お互いにプラスな存在となれるよう、相手を見極める事が大切です。

